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敗醤根
敗醤根
(はいしょうこん)
敗醤 入手時名称:敗醤
撮影場所:富山大学 和漢研 民族薬物資料館
TMPW No.:1076

生薬別名  
生薬ラテン名 Patriniae Herba
生薬英名 Patrinia Herb
科名 オミナエシ科 Valerianaceae
基原 オミナエシ Patrinia scabiosaefolia Fischer
薬用部位 根をつけた全草
選品 未詳
主要成分 モノテルペノイド Monoterpenoids:
[P. villosa (根&根茎)]: Loganin, Villoside, Villoside tetraacetate, Morroniside

グリコシノレート Glucosinolate:
[T. arvense (全草&種子)]: Sinigrin

その他 Other:
[T. arvense (全草&種子)]: Myrosin(酵素)
薬理作用 抗菌 (Staphylococcus aureus). 鎮静.
臨床応用 P. villosa: 消炎, 排膿, 駆瘀血薬として, 腫瘍, 浮腫, 帯下, 産後の腹痛などに応用.
頻用疾患 肺化膿症, 皮膚化膿症, 胸痛, 腹痛, 虫垂炎
含有方剤 薏苡附子敗醤散
帰経 胃・大腸・肝
微寒
苦・辛
神農本草経 中品
中医分類 清熱解毒薬
薬能 清熱解毒,消癰排膿,去瘀止痛.腸癰,肺癰,瘡癰腫毒,血滞,胸腹疼痛,産後の悪阻,腹痛に用いる (P. villosa).
薬徴  
備考 本草正条品はオミナエシ科の Patrinia villosa オトコエシである. 現在中国市場の「敗醤草」は主に2種あり,北方地区ではキク科の Sonchus brachyotus ハチジョウナ, 南方地区ではアブラナ科の Thlaspi arvense グンバイナズナが用いられる. 日本産の「敗醤根」はオミナエシ科の Patrinia villosa オトコエシの根である. 原植物により薬効が異なるので注意が必要である.
参考文献