甘麦大棗湯
(かんばくたいそうとう)
構成生薬 | 甘草 , 大棗 , 小麦 |
適応病態 | 少陽病期の虚証で,神経過敏や不安感,焦燥感が強くて腹直筋攣急があり,急迫症状やあくびの頻発などに対して用いられる |
適応疾患 | ひきつけ, 神経症, 不眠症, 乳児の過度の啼泣 |
原典 | 金匱要略 |
条文 | 「婦人藏躁,喜悲傷哭せんと欲し,象神霊の作す所の如く,數欠伸す,甘麦大棗湯之を主る」 「男女老少に拘らず妄りに悲傷哭する者に一切之を用いて効あり。甘草・大棗は窮迫を緩めるなり小麦は霊樞に心病小麦を食うに宜しと云い千金に小麦心気を養うと云う凡そ心疾にて迫る者に用いて可なり(方與睨)」 |
備考 | 一般用漢方製剤製造販売承認基準収載. 外部リンク: metabolomics.jp, KampoDB |