黄連解毒湯
(おうれんげどくとう)
構成生薬 | 黄連 , 黄芩 , 黄柏 , 山梔子 |
適応病態 | 少陽病期の実証で,顔面紅潮,イライラ感を伴う者に適する |
適応疾患 | 喀血, 吐血, 下血, 皮膚そう痒症, 胃炎, めまい, 動悸, 不眠症, 肩こり, 出血, 神経症, 脳出血, 高血圧症, 神経性心悸亢進, 心因性心悸亢進, 口臭ノイローゼ, あから顔, 宿酔, 鼻出血症, 鼻血 |
原典 | 外台秘要方 |
条文 | 「前軍督護劉なる者,時疫を得て三日,已に汗して解す。因て,酒を飲み,復た劇して,煩悶乾嘔口燥を苦しむ。呻吟錯語臥することを得ず,黄連解毒湯一服を服し,目明かに再服して粥を進む,此に於いて漸く差ゆ。余以て凡そ大熱盛んに,煩嘔,呻吟,錯語,眠るを得ざるを療するに,皆佳し。語り伝えて諸人之を用い亦効あり。此れ直ちに熱毒を解し,酷熱を除く,必ずしも酒を飲んで劇しきもの此の湯にて療するにあらず」 |
備考 | 一般用漢方製剤製造販売承認基準収載. 外部リンク: metabolomics.jp, KampoDB |