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乾漆
乾漆
(かんしつ)
生薬別名  
生薬ラテン名 Lacca Sinica Exsiccata
生薬英名 Dried Lacquer
科名 ウルシ科 Anacardiaceae
基原 ウルシ Rhus verniciflua Stokes (IPNI:70958-1)
薬用部位 生漆を乾燥し,団塊状にしたもの
選品 焼いて漆の気のあるものが良い (文献Q1)。
主要成分 フェノール系化合物 phenol derivatives
- Urushiol

その他 others
- Laccase
- ゴム質
薬理作用  
臨床応用 駆瘀血薬として,陳久瘀血の症に用いる.すなわち月経不通,積滞疝癖,虫積,風寒湿痺などに応用する.日本ではほとんど用いられない.
頻用疾患 瘀血, 月経異常, 経閉, 腹痛
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 活血去瘀薬
薬能 破瘀血,消積,殺虫.婦女閉経,瘀血癥瘕,虫積腹痛に用いる.
薬徴  
備考 樹皮を傷つけて滲出する漆汁を集めた「生漆」を乾燥し,固め団塊状にしたもの.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 選品
Q1) 一色 直太郎 編: 和漢薬の良否鑑別法及調製法, 吐鳳堂書店, 東京, 1987.

主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 215-216.
 

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