伏竜肝
(ぶくりゅうかん)
生薬別名 | 伏龍肝, 竈心対鍋底土 (そうしんたいかていど), 竈内黄土 (そうないおうど), 竈中土 (そうちゅうど), 釜下土 (ふかど), 竈中心土 (そうちゅうしんど), 釜月下土 (ふげつかど), 竈中黄土 (そうちゅうおうど), 竈下土 (そうかど), 釜月土 (ふげつど) |
生薬ラテン名 | Terra Flava Usta |
生薬英名 | Loess |
科名 | |
基原 | 黄土で作った竈の中央の焼けた土 |
薬用部位 | 鉱物 |
選品 | 陳旧のもの程良い (文献Q1)。 |
主要成分 | その他 others - Al2O3 (日本の七輪) - CO3-- (北京市場品) - Ca++ (北京市場品) - CaO (日本の七輪) - Cl (日本の七輪) - Fe++ (北京市場品) - Fe+++ (北京市場品) - Fe2O3 (日本の七輪) - K2O (日本の七輪) - MgO (日本の七輪) - Na2O (日本の七輪) - SO3 (日本の七輪) - SiO2 (日本の七輪) |
薬理作用 | 止吐,止瀉. |
臨床応用 | 温性の鎮嘔,収斂,止血薬で,各種出血,吐血,衂血,妊婦嘔吐に応用する. |
頻用疾患 | 血便, 吐血, 鼻出血, 不正性器出血, 嘔吐, 妊娠悪阻, 慢性下痢 |
含有方剤 | 伏竜肝湯 |
帰経 | |
性 | |
味 | |
神農本草経 | |
中医分類 | 止血薬 |
薬能 | 温中止血,止嘔,止瀉.吐血,衄血,便血,崩漏,嘔吐,妊娠悪阻,脾虚久瀉に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 日本では土器を焼いたり,長年使用した七輪を代用とする.伏龍肝の名称は,昔,中国で,竈を作る時に豚の肝臓を土に混ぜたことに由来する. 外部リンク: 民族薬物DB, KampoDB |
参考文献 | 選品 Q1) 一色 直太郎 編: 和漢薬の良否鑑別法及調製法, 吐鳳堂書店, 東京, 1987. 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 369-370. |