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十薬
十薬
(じゅうやく)
生薬別名 重薬, 魚腥草
生薬ラテン名 Houttuyniae Herba
生薬英名 Houttuynia Herb
科名 ドクダミ科 Saururaceae
基原 ドクダミ Houttuynia cordata Thunberg
薬用部位 花期の地上部
選品 新鮮なもの,乾燥後も葉に緑色の残っているものが良品 (TN).
主要成分 その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds:
Decanoylacetaldehyde, Lauryl aldehyde (= n-Dodecanal), Methyl-n-nonyl ketone, Capryl aldehyde, 3-Ketodecanal

モノテルペノイド Monoterpenoids:
Myrcene

フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols:
Quercitrin, Isoquercitrin, Afzerin

含硫化合物 Sulfur containing compounds:
Methyl lauryl sulfide

その他 Other:
K塩
薬理作用 Quercitrin: 強心, 血圧上昇, 腎血管拡張, 抗菌(真菌).
ドクダミエキス: 利尿, 縮瞳, 血圧降下. 酢酸エチルエキスには 3α-hydroxysteroid dehydrogenase 活性の阻害作用が認められ, その作用を持つ成分としては quercetin が最も強い.
臨床応用 解熱,解毒,消炎,利尿薬.癰腫,悪瘡,脱肛,痔瘻,虫毒などに外用する.日本では民間的に便秘,風邪,蓄膿症などに煎用し,また痔,腫れ物,腰痛,冷え症などに生の葉を貼るか温剤とする.
頻用疾患 肺化膿症, 皮膚化膿症, 外痔核, 排尿困難, 排尿痛, 下痢, テネスムス
含有方剤
帰経 肺・腎・膀胱
微寒
神農本草経  
中医分類 清熱薬 (清熱解毒薬)
薬能 清熱解毒,消癰排膿,利尿通淋.肺癰吐膿,痰熱喘咳,熱痢,熱淋,癰腫瘡毒用いる.
薬徴  
備考 第十七改正日本薬局方収載品.
参考文献 TN: 難波恒雄, 津田喜典編集, 『生薬学概論』, 改訂第3版, 南江堂, 東京, 1998.