天竹黄
(てんじくおう)
| 生薬別名 | 竹黄 |
| 生薬ラテン名 | Bambusae Concretio Silicea |
| 生薬英名 | Tabasheer |
| 科名 | タケ科 Bambusaceae |
| 基原 | ハチク Phyllostachys nigra var. henonis Rendle (IPNI:77189090-1) |
| 薬用部位 | 樹脂 |
| 選品 | |
| 主要成分 | その他 others - Al2O3 - Fe2O3 - KOH - Silica |
| 薬理作用 | |
| 臨床応用 | 清涼解熱,鎮静薬として,中風で口がきけず,熱病で神昏譫語するものに用いる.また小児のひきつけに用いる. |
| 頻用疾患 | 発熱, 中風, 夜泣き, 痰 |
| 含有方剤 | |
| 帰経 | |
| 性 | |
| 味 | |
| 神農本草経 | |
| 中医分類 | 清熱薬 |
| 薬能 | 清熱豁痰,凉心定驚.熱病神昏,中風痰迷,小児痰熱驚癇,抽搐,夜啼に用いる. |
| 薬徴 | |
| 備考 | タケ科(Bambusaceae)のハチク Phyllostacys nigra Munro var. henonis Staph,マダケ Phyllostacys bambusoides Sieb. et Zucc. (P. reticulata C. Kock), その他タケ類の茎(竹桿)の節孔の中に病的に生成した塊状物質を採り出したもの.天然品が最佳であるが,得がたいので,現在では人工的に竹桿を加熱して,竹節中に竹瀝(竹桿を切って火炙して切口から滴下してくる液汁)を出させ,自然に凝固したものを採りだし天竹黄と称するが,品質がまちまちで劣品である.産地によって雲南竹黄(上等品は瓦片状を呈し,一面白色,一面黒色.次品は不斉塊状:下等品は粉末状で,米黄とも称する),竹黄精(白色玉質の顆粒で上品である),西竹黄(老竹黄,洋竹黄とも称す.ベトナム,マレー,スマトラなどから産し,不斉塊粒,灰白色または透明黄白色,ときに泥塊,炭塊などが混る),広竹黄(土竹黄とも称し,広東,広西に産するもので,品質には差異がある.上等品は老竹黄に似,下等品は泥などが多くて重い)などがある. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK |
| 参考文献 | 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 231-232. |