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山帰来
山帰来
(さんきらい)
生薬別名 土茯苓
生薬ラテン名 Smilacis Rhizoma
生薬英名 Smilax Rhizome
科名 ユリ科 Liliaceae
基原 Smilax glabra Roxburgh
薬用部位 塊茎
選品 外面が淡赤褐色,内面が粉白色のものがよく,腐朽したものや枯死した部分のあるものは良くない (TN).
主要成分 多糖類 Polysaccharides:
澱粉

ステロイドサポニン及びサポゲニン Steroid saponins & Sapogenins:
S. china: Smilax-saponin A, Smilax-saponin B, Smilax-saponin C

フェニルプロパノイド Phenylpropanoids:
S. glabra: 5-0-caffeoylshikimicacid

クロモン類 Chromones:
S. glabra: Eurryphin

フラバノンとジヒドロフラボノール Flavanones & Dihydroflavonols:
S. china: Astilbin, Distylin, Engeliten (= Engelitin);
S. glabra: Smitilbin, Engeletin, Astilbin, Dihydroquercetin
薬理作用 抗炎症. 駆梅, 抗発癌 (エキス, resveratrol), 免疫性肝障害抑制 (eurryphin, resveratrol, Smitilbin, eugeletin, astilbin)
臨床応用 利湿, 清熱, 解毒, 駆梅薬として, 慢性の皮膚疾患, 梅毒や水銀中毒による皮膚炎や筋骨の攣痛などに応用する. 急性肝炎に他薬の補助として使用する.
頻用疾患 梅毒, 皮膚化膿症, 湿疹, 乾癬, 関節の腫脹・疼痛
含有方剤 香川解毒散 , 活血解毒湯 , 疥癬浴薬方
帰経 肝・胃
甘・淡
神農本草経  
中医分類 清熱解毒薬
薬能 除湿,解毒,通利関節.湿熱淋濁,帯下,廱腫,瘰癧,疥癬,梅毒及水銀中毒による肢体拘攣,筋骨疼痛に用いる.
薬徴  
備考 第十七改正日本薬局方収載品.
参考文献 TN: 難波恒雄, 津田喜典編集, 『生薬学概論』, 改訂第3版, 南江堂, 東京, 1998.