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広東人参
広東人参
(かんとんにんじん)
生薬別名 アメリカ人参, 西洋人参, 洋参, 泡参
生薬ラテン名 Panacis Quinquefolii Radix
生薬英名 American Ginseng
科名 ウコギ科 Araliaceae
基原 アメリカニンジン Panax quinquefolius Linné (IPNI:300467-2)
薬用部位
選品  
主要成分 トリテルペン系サポニン triterpenoid saponins
- Ginsenoside Ra
- Ginsenoside Rb1
- Ginsenoside Rb2
- Ginsenoside Rc
- Ginsenoside Rd
- Ginsenoside Re
- Ginsenoside Rg1
- Ginsenoside Rg2
- Ginsenoside Ro
薬理作用  
臨床応用 強壮,強心,強精,健胃,補精,鎮静,抗疲労薬として広く使用される.胃の衰弱による新陳代謝機能の低下に振興薬として用い,病弱者の胃部停滞感,消化不良,嘔吐,胸痛,弛緩性下痢,食欲不振などに応用する.
頻用疾患 倦怠感, 口渇, 咳嗽, 呼吸困難
含有方剤
帰経 心, 肺, 腎
甘, 微苦
神農本草経  
中医分類 補気薬
薬能 補気養陰,清火生津.気虚陰虧,虚熱煩倦,咳瑞痰血,内熱による糖尿病,口・喉の渇きに用いる.
薬徴  
備考 アメリカ,カナダに産するアメリカ人参は香港を経てから東南アジア各地に出荷されるため「広東人参」の名前がつけられた.人参と同様に用いるが,薬性は人参が「平」であるのに対し,広東人参は「涼」である.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 4-5.
 

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