メニュー  → 生薬学術情報  → 
柿蒂
柿蒂
(してい)
柿蒂
入手時名称:柿蒂
撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館
TMPW No.:16234

生薬別名  
生薬ラテン名 Kaki Calyx
生薬英名 Persimmon Calyx
科名 カキノキ科 Ebenaceae
基原 カキノキ Diospyros kaki Thunberg (IPNI:322552-1)
薬用部位 成熟した果実の宿存したがく
選品 未詳
主要成分 単糖類 monosaccharides
- D-Fructose (柿蒂, 柿葉)
- D-Glucose (柿蒂, 柿葉)

トリテルペノイド triterpenoids
- Betulinic acid (柿蒂, 柿葉)
- Oleanolic acid (柿蒂, 柿葉)
- Triterpenic acid (柿蒂, 柿葉)
- Ursolic acid (柿蒂, 柿葉)

ナフトキノン naphthoquinones
- Diospyrin (根)
- Isodiospyrin (根)
- Mamegakinone (根)
- Neodiospyrin (根)
- Plumbagin (根)
- Shinanolone (根)
- 3-Methoxy-7-methyljuglone (根)
- 7-Methyljuglone (根)
薬理作用 血圧降下 (柿渋).
臨床応用 シャックリ止めの要薬.
頻用疾患 しゃっくり
含有方剤 柿蒂湯 , 丁香柿蒂湯
帰経
神農本草経  
中医分類 理気薬
薬能 降逆下気.吃逆に用いる.
薬徴  
備考 日本薬局方外生薬規格2018収載品.
・柿霜 Kaki Saccharum(果実の表面に生じた白い粉でmannitからなる):鎮咳,去痰薬として,咽喉痛,咳嗽,乾咽などに民間的に用いられる.
・柿漆(柿渋) Kaki Siccatus Succus (未熟果実を圧搾して得た果汁を乾燥したもので,タンニン様物質 shibuolを含む):民間的に高血圧治療に用いられる.
・柿葉 Kaki Folium:民間的に高血圧症に応用される.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, KampoDB
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 288-289.
 

TOPICS

遺伝子解析情報

活性試験情報

生薬成分の代謝情報

伝統医薬データベース


富山大学和漢医薬学総合研究所
研究開発部門
資源開発分野
資源科学領域
〒930-0194
富山県富山市杉谷 2630
TEL: 076-434-7601
FAX: 076-434-5064