沙苑子
(さえんし)
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Astragali Complanati Semen |
生薬英名 | Flatstem Milkvetch Seed |
科名 | マメ科 Leguminosae |
基原 | Astragalus complanatus R.Brown ex Bunge (IPNI:476880-1) |
薬用部位 | 成熟種子 |
選品 | |
主要成分 | |
薬理作用 | |
臨床応用 | 強壮,強精薬として,インポテンツ,遺精,遺尿,早漏,小便瀕数,女子帯下などに用い,また腰,膝の疼痛にも応用される. |
頻用疾患 | 腰痛, 精液漏れ, 頻尿, 帯下, めまい, インポテンツ, 気鬱 |
含有方剤 | |
帰経 | 肝, 腎 |
性 | 温 |
味 | 甘 |
神農本草経 | |
中医分類 | 補陽薬 |
薬能 | 補腎助陽,固精縮尿,養肝明目.腎虚腰痛,遺精早泄,遺尿尿頻,白濁帯下,眩暈,目暗昏花に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 中国の一部では Astragalus chinensis L. (天津で沙苑子という),A. adsurgens Pall. および A. sinicus L. (江蘇省で沙苑子という)の種子が用いられている.また偽品として Crotalaria yaihsienensis T. Chen と C. retusa L. (湛江地区海康等の地に産し,假沙苑と称す),C. mucronata Desv. (海南島~福建に産し,土沙苑,假沙苑と称す)の成熟種子が用いられることがあるが,これらの種子にはアルカロイドを含み,中毒の恐れがあるので注意を要す.また天津ではまれにマメ科(Leguminosae)の Swainsonia salsula Taubert (苦馬豆)の種子を沙苑子と称して用いる. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK |
参考文献 |