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淫羊藿
淫羊藿
(いんようかく)
淫羊藿 E. brevicornu Maxim. 入手時名称:淫羊藿 E. brevicornu Maxim.
撮影場所:富山大学 和漢研 民族薬物資料館
TMPW No.:6912

生薬別名  
生薬ラテン名 Epimedii Herba
生薬英名 Epimedium Herb
科名 メギ科 Berberidaceae
基原 Epimedium pubescens Maximowicz, E. brevicornu Maximowicz, E. wushanense T. S. Ying,ホザキイカリソウ E. sagittatum Maximowicz,キバナイカリソウ E. koreanum Nakai,イカリソウ E. grandiflorum Morren var. thunbergianum Nakai 又は トキワイカリソウ E. sempervirens Nakai
薬用部位 全草または葉
選品 色の青い新しい葉が良い(NI).葉柄や根茎のついているものは次品 (TN).
主要成分 リグナンとネオリグナン Lignans & Neolignans:
(-)-Olivil, Icariresinol (以上葉)

フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols:
Icariin (茎, 葉),
Des-O-methylicariin (根)
Epimedine A,C (葉, 茎)

アルカロイド Alkaloids:
Magnoflorine (根)
薬理作用 未詳
臨床応用 強精,強壮薬として,インポテンツ,腰膝軟弱,半身不随,リウマチなどのに応用する.一般に酒に浸して服用する(仙霊脾酒).
頻用疾患 インポテンツ, 不妊症, 半身不随, リウマチ, 運動麻痺, 筋肉の痙攣,疼痛
含有方剤 民間薬とされる , 家庭薬製剤に配合
帰経 肝・腎
辛・甘
神農本草経 中品
中医分類 補養薬 (補陽薬)
薬能 補腎陽, 強筋骨, 去風湿.
陽痿遺精, 筋骨痿軟, 風湿痺痛, 麻木拘攣, 更年期の高血圧症に用いる.
薬徴  
備考 『中華人民共和国薬典』には「淫羊藿」として E. brevicornum Maxim., E. sagittatum Maxim., E. pubescense Maxim., E. wushanense T. S. Ying, E. koreanum Nakai の地上部が規定される. 中国四川省産の淫羊藿は E. pubescens., E. acuminatum Franch., E. wushanense, E. sutchuenense Franch., E. davidii Franch. などが主流である. 中国東北部および朝鮮半島北部産淫羊藿は E. koreanum Nakai およびキバナイカリソウ E. cremeum Nakai であろう. 日本産はイカリソウ E. grandiflorum Morr. var. thunbergianum Nakai (長野県産) およびウラジロイカリソウ E. sempervirens Nakai var. hypoglaucum Ohwi (新潟県産)の葉または地上部を乾燥したもの. 日本では地下部を「イカリソウ根」と称して別に市販される.
第十七改正日本薬局方収載品.
参考文献 NI: 一色直太郎, 『和漢薬の良否鑑別法及調製法』, 吐鳳堂書店, 東京, 1987.
TN: 難波恒雄, 津田喜典編集, 『生薬学概論』, 改訂第3版, 南江堂, 東京, 1998.