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白花蛇
白花蛇
(びゃっかだ)
生薬別名 正祁蛇
生薬ラテン名 Bungarus Minimus
生薬英名 Coin-like White-banded Snake
科名 クサリヘビ科 Viperidae
基原 - Deinagkistrodon acutus (Günther) (GBIF:2444497)
- アマガサヘビ Bungarus multicinctus Blyth (GBIF:5226813)
- Orthriophis moellendorffi (Boettger) (GBIF:2455505)
薬用部位 内臓除去,円盤状の炭火乾燥品
選品 方勝文と念珠文の鮮やかなもので、頭尾共に完全に具備しているものが良い (文献Q1)。
主要成分 サポニン saponins
- unspecified

その他 others
- 脂肪
- 蛋白質
薬理作用 降圧作用.鎮痛作用.催眠作用.
臨床応用 鎮痛,鎮痙,鎮静薬として,小児の驚癇,関節痛,リウマチ,悪瘡などに応用する.
頻用疾患 痙攣, 関節痛, リウマチ
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 去風湿薬
薬能 去風,通絡,止痙,風湿頑痺,麻木拘攣,中風口眠か斜,半身不遂,抽搐痙攣,破傷風,麻風疥癬,瘰癧悪瘡に用いる.
薬徴  
備考 Agkistorodon acutus Gunther(き蛇,五歩蛇,白蛇,百歩蛇,棋盤蛇,けん鼻蛇,きょう尾蛇)の腹部を開いて内臓を取り出し,開いたまま円形平盤状になし炭火で乾燥したものを 「しょうき蛇」 と称し,内臓を取り出して開かず原形のまま円形にとぐろを巻かせて円盤状にし,炭火で乾燥したものを 「棍き蛇」 と称する.このヘビは薬用にするため江西省貴溪のぎ盤山で培養しており,「ぎ蛇」,「正ぎ蛇」 とも称している.
外部リンク: 民族薬物DB
参考文献 選品
Q1) 一色 直太郎 編: 和漢薬の良否鑑別法及調製法, 吐鳳堂書店, 東京, 1987.

主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 292-294.
 

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