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白頭翁
白頭翁
(はくとうおう)
白頭翁 入手時名称:白頭翁
撮影場所:富山大学 和漢研 民族薬物資料館
TMPW No.:11454

生薬別名  
生薬ラテン名 Pulsatillae Radix
生薬英名 Chinese Pulsatilla Root
科名 キンポウゲ科 Rununculaceae
基原 ヒロハオキナグサ Pulsatilla chinensis (Bunge) Regel
薬用部位
選品 桔梗に似た形をし, 褐色で蘆頭に白毛のある太いものが良い. 内部の朽ちたものは悪い (NI).
主要成分 トリテルペン系サポニン Triterpenoid saponins:
[P. chinensisその他Pursatilla属植物]: サポニン I, サポニン II, サポニン III, サポニン IV

その他 Other:
Protoanemonin, Anemonin
薬理作用 Anemoninは強力な心臓毒で, 少量では心臓の搏動の振幅を縮少し, 大量で心臓を停止させる. 全草中の未知物質は蛙の摘出心臓を用いた実験において明らかに強心作用があり, また, 末梢血管拡張, 内臓神経支配の血管収縮が認められた. 白頭翁の水エキスは抗アミーバ原虫作用がある. それゆえアミーバ赤痢に有効であったという報告がある.
臨床応用 消炎, 収斂, 止血, 止瀉薬として, 熱性下痢, 腹痛, 鼻血, 痔疾出血などに応用される.
頻用疾患 産後の下痢, 出血, 下痢, 腹痛, 鼻血, 痔出血
含有方剤 白頭翁湯 , 白頭翁加甘草阿膠湯
帰経 胃・大腸
神農本草経 下品
中医分類 清熱薬
薬能 清熱解毒,凉血止痢.熱毒血痢,陰痒帯下,阿米巴痢に用いる.
薬徴 熱利,下重を主治する也。
備考  
参考文献 NI: 一色直太郎, 『和漢薬の良否鑑別法及調製法』, 吐鳳堂書店, 東京, 1987.