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石榴根皮
石榴根皮
(せきりゅうこんぴ)
生薬別名 石榴皮
生薬ラテン名 Granati Radicis Cortex
生薬英名 Pomegranate Root Bark
科名 ザクロ科 Punicaceae
基原 ザクロ Punica granatum Linné (IPNI:554129-1)
薬用部位 根皮
選品  
主要成分 タンニン tannins
- Ellagitannic acid
- Gallic acid

アルカロイド alkaloids
- Methylisopelletierine
- Pelletierine
- Pseudopelletierine
薬理作用 駆虫効果(煎剤,総アルカロイド,pelletierine:アメーバ,白血球,ゾウリムシ,ヒル,ミミズ,條虫).抑菌作用(水浸剤:グラム陰性菌,皮膚真菌).
臨床応用 條虫特に有鉤條虫駆除薬として用いる.またタンニン酸ペレチエリンの製造原料とする.
頻用疾患 腸内寄生虫, 腹痛
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 駆虫薬
薬能  
薬徴  
備考 ザクロの果皮は収斂,止瀉薬,根皮または幹皮は有鉤條虫駆除薬にされる.條虫駆除薬として用いる場合,1日量30~50gを一昼夜冷浸後煎剤とし,1時間内に3~4回に分服する.大量の使用は嘔吐,めまい,悪心,下痢などの副作用を起こす.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 134-135.
 

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