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秦艽
秦艽
(じんぎょう)
生薬別名 秦芁
生薬ラテン名 Gentianae Macrophyllae Radix
生薬英名 Gentiana Macrophylla Root
科名 リンドウ科 Gentianaceae
基原 - Gentiana macrophylla Pallas (IPNI:368470-1)
- Gentiana straminea Maximowicz (IPNI:368966-1)
- Gentiana crassicaulis Duthie ex Burkill (IPNI:368034-1)
- Gentiana dahurica Fischer (IPNI:368057-1)
薬用部位
選品 未詳
主要成分 アルカロイド alkaloids
- Gentianine A (G. macrophylla)
- Gentianine B (G. macrophylla)
- Gentianine C (G. macrophylla)
薬理作用 解熱(煎剤,アルコール浸出液).血圧降下(水浸液).抗菌(アルコール浸出液:黄色ブドウ球菌,肺炎菌,インフルエンザ桿菌,皮膚真菌).
臨床応用 解熱,鎮痛,利尿薬として,リウマチ,黄疸,熱性下痢.痔瘻などに応用する.
頻用疾患 関節の腫脹・疼痛, 筋肉のひきつり, 熱感, 消化不良生発熱
含有方剤 黄耆別甲湯 , 秦芁羌活湯 , 秦芁別甲湯 , 秦芁防風湯
帰経 胃, 肝, 胆
苦, 辛
神農本草経 中品
中医分類 祛風湿薬
薬能 去瘀止痛,活血通経,清心除煩,月経不調,経閉痛経,癥瘕積聚,胸腹刺痛,熱痺疼痛,瘡瘍腫痛,心煩不眠,肝脾腫大,心絞痛に用いる.
薬徴  
備考 日本薬局方外生薬規格2018収載品.
Gentiana macrophylla Pall.は(秦艽,四秦艽,西大艽 ,大秦艽,大艽,蘿卜艽,左秦艽,左艽),G. decumbens L.は(小秦艽),G. dahurica Fisch. は(小秦艽,狗秦艽,狗尾艽,山秦艽)と称される.非正品や偽品の種類が多い.内蒙古産の「大艽」,「黒大艽」はキンポウゲ科の Aconitum unbrosum Komarov 又は A. sibiricum Poir. の根で,正品の秦艽のように根がねじれている.四川省産の「紅秦艽」はシソ科の Salvia przewalskii Maxim. の根. 韓国産秦艽はキンポウゲ科の Aconitum loczyanum Rapaics レイジンソウ亜属の根.かつて日本市場で流通していた和秦艽はキンポウゲ科のオキナグサ Pulsatilla cerunua (Thunb. ex Murray) Bercht. et Opiz. の根で偽品であった.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, KampoDB
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 130-132.
 

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