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竹茹
竹茹
(ちくじょ)
生薬別名 竹筎
生薬ラテン名 Bambusae Caulis
生薬英名 Bamboo Culm
科名 イネ科 Gramineae
基原 - Bambusa textilis McClure (IPNI:392542-1)
- Bambusa pervariabilis McClure (IPNI:392460-1)
- Bambusa beecheyana Munro (IPNI:392260-1)
- Bambusa tuldoides Munro (IPNI:392553-1)
- ハチク Phyllostachys nigra var. henonis Rendle (IPNI:77189090-1)
- マダケ Phyllostachys bambusoides Siebold et Zuccarini (IPNI:415985-1)
薬用部位 稈の内層
選品 未詳
主要成分 多糖類 polysaccharides
- Cellulose

トリテルペノイド triterpenoids
- Epifriedelanol (P. nigra var. henonis)
- Friedelin (P. nigra var. henonis, P. bambusoides)
- Glutinol (P. nigra var. henonis)
- Glutinone (P. nigra var. henonis)
- Lupenone (P. bambusoides)
- Lupeol (P. bambusoides)
- Taraxerol (P. bambusoides)

リグニン lignin
- Lignin

その他 others
- Pentosan
薬理作用 未詳
臨床応用 解熱,涼血薬として煩熱,嘔吐,吐血,衂血,崩漏,小児の驚疳などに応用する.
頻用疾患 驚きやすい, 不眠, 不安感, 意識障害, 舌のこわばり, 発語障害, 咳嗽, 嘔吐, しゃっくり, 妊娠悪阻, 切迫流産, 出血
含有方剤 温胆湯 , 加味温胆湯 , 栝楼枳実湯 , 橘皮竹茹湯 , 清肺湯 , 竹茹温胆湯
帰経 肺, 胃
微寒
神農本草経  
中医分類 化痰止咳薬
薬能 清熱化痰,除煩止 .痰熱咳嗽,胆火挟痰,煩熱 吐,驚悸失眠,中風痰迷,舌強不語,胃熱 吐,妊娠悪阻,胎動不安に用いる.
薬徴  
備考 日本薬局方外生薬規格2018収載品.
華南,西南一帯にはホウライチクBambusa属,マチク Dendrocalamus (= Sinocalamus)属およびインドザサ Indosasa属が分布し,華中一帯にはマダケ Phyllostachys bambusoides Sieb. et Zucc.および P. edulis Houz.de Lehaieがある.加工方法は産地によって異なり,四川,広東,浙江省では幅広く帯状にして束ね,これを通常「粗竹茹」と称する.また河南,江蘇省では細い糸状に削り,球状に丸め,これを「細竹茹」と称する.一般に細竹茹の方が品質がよいとされている.
外部リンク: 民族薬物DB, metabolomics.jp, KampoDB
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, p. 163-164.
 

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