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紫石英
紫石英
(しせきえい)
生薬別名  
生薬ラテン名 Amethystum
生薬英名 Amethyst
科名  
基原 Amethyst (SiO2を主体とし,微量のAl, Fe, Na, Kなどを含む), 紫水晶
薬用部位 鉱物
選品  
主要成分 その他 others
- CaF2 (螢石)
- Fe2O3 (螢石)
- 稀土類元素 (螢石)
薬理作用  
臨床応用 鎮静,鎮咳,止渇,強壮薬として,精神不安定,驚悸不眠,婦人の子宮寒虚にして不妊,老人の喘嗽などの症状に応用する.
頻用疾患  
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 安神薬
薬能 鎮心安神,温肺,暖宮.失眠多梦,心悸易驚,肺虚咳喘,宮寒不妊に用いる.
薬徴  
備考 古来の紫石英は,紫水晶 Amethyst(SiO2を主体とし,微量のAl,Fe,Na,Kなどを含む)であるが,現在の市場品はほとんど紫色の螢石(天然のCaF2,夾雑物としてFeO3および稀土類元素を含む)で,硬く低く劈開があり,熱すれば燐光を放ち,紫外線で蛍光を発するから容易に正条品の紫石英と識別できる.また広西,山西省の一部の地区では方解石(calcitum,CaCO3)を紫石英と称している.
外部リンク: 民族薬物DB
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 362-363.
 

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