草豆蔲
(そうずく)
生薬別名 | 草豆蒄, 草豆 |
生薬ラテン名 | Alpiniae Katsumadai Semen |
生薬英名 | Alpinia Katsumadai Seed |
科名 | ショウガ科 Zingiberaceae |
基原 | Alpinia katsumadai Hayata (IPNI:871977-1) |
薬用部位 | 種子の塊 |
選品 | |
主要成分 | フラバノンとジヒドロフラボノール flavanones & dihydroflavonols - Alpinetin カルコン、ジヒドロカルコン及びオーロン chalcones, dihydrochalcones & aurones - Cardamomin テルペノイド (精油) terpenoids (essential oils) - unspecified |
薬理作用 | 草豆蔲の水煎剤(0.25~0.75%)はモルモットの摘出腸管に対して興奮作用があり,大量(1~1.25%)では抑制作用がある. |
臨床応用 | 芳香性健胃,駆風薬として,消化不良,胃腸の痛み,嘔吐などに応用する. |
頻用疾患 | 食欲不振, 嘔吐, 下腹痛, 冷え, 悪心, 消化不良 |
含有方剤 | 枳縮二陳湯 |
帰経 | 脾, 胃 |
性 | 温 |
味 | 辛 |
神農本草経 | |
中医分類 | 消食薬 |
薬能 | 燥湿行気,温中止嘔.寒湿内阻,胃腹脹満冷痛,暖気嘔逆,不思飲食に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 日本薬局方外生薬規格2018収載品. Amomum globosum Lour. = Alpinia globosa Horan. とする説もあるが,このものはベトナム産で,中国では近年雲南省に分布がみられている.現在の市場品はこのものではない.しかし,古来本草の草豆蔲の基源の詳細は不明である. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, KampoDB |
参考文献 | 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 239-240. |