メニュー  → 生薬学術情報  → 
蒔蘿子
蒔蘿子
(じらし)
生薬別名  
生薬ラテン名 Anethi Fructus
生薬英名 Anethum Fruit
科名 セリ科 Umbelliferae
基原 イノンド Anethum graveolens Linné (IPNI:837530-1)
薬用部位 果実
選品  
主要成分 モノテルペノイド monoterpenoids
- Carvone
- Limonene
薬理作用 駆風作用(精油 volatile oil).
臨床応用 芳香性健胃,駆風薬として製剤に配合されるほか,果実を水蒸気蒸溜してえた蒔蘿水 (AQUA ANETHI DESTILLATA) を小児の食べ過ぎに用いる.
頻用疾患  
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類  
薬能  
薬徴  
備考 インド産は Anethum graveolens L. subsp.sowa (Roxb.ex Flem) Gupta の成熟乾燥果実(Indian Dill).本種を A. graveolens L. と同一とする説もある.このものは caraway の代用品としてヨーロッパ向けに輸出されている.またかつて浙江省で蒔蘿子と称していた商品はセリ科 (Umbelliferae) のドクゼリ Cicuta virosa L. var. nipponica Makino の果実であり,劇毒であるから注意を要す.韓国市場の蒔蘿子は小茴香である.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 210-211.
 

TOPICS

遺伝子解析情報

活性試験情報

生薬成分の代謝情報

伝統医薬データベース


富山大学和漢医薬学総合研究所
研究開発部門
資源開発分野
資源科学領域
〒930-0194
富山県富山市杉谷 2630
TEL: 076-434-7601
FAX: 076-434-5064