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蓽撥
蓽撥
(ひはつ)
生薬別名  
生薬ラテン名 Piperis Longi Fructus
生薬英名 Long Pepper
科名 コショウ科 Piperaceae
基原 ヒハツ Piper longum Linné (IPNI:682031-1)
薬用部位 未成熟果穂
選品  
主要成分 その他の脂肪族関連化合物 other aliphatic and related compounds
- Heptadecane
- 8-Heptadecene

セスキテルペノイド sesquiterpenoids
- Germacrene D
- α-Curcumene
- β-Caryophyllene

その他の芳香族誘導体 other aromatic derivatives
- Chavicine
- Piperine
- Piperlongumine
- Piperlonguminine
薬理作用 鎮静,抗炎症,抗マラリア(中程度)作用,GST 誘導能(beta-Caryophyllene),中性脂肪低下,抗炎症作用(ar-Curcumene).
臨床応用 芳香性健胃,鎮痛,止瀉,鎮嘔薬として,頭痛,歯痛,下痢,嘔吐などに応用する.
頻用疾患 上腹痛, 頭痛, 歯痛, 下痢, 嘔吐
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 温裏薬
薬能 温中散寒,下気止痛.腹部(胃)冷痛,嘔吐,泄瀉,偏頭痛に用いる.歯痛に外用する.
薬徴  
備考 インドでは果実(Pippali)のほか,根(Pippali-moolam)も薬用(蛇咬傷などの解毒薬)に供するが,中国では用いない.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, p. 291.
C2) J. Essent. Oil Res., 12, 603-608 (2000).
 

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