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蠟梅花
蠟梅花
(ろうばいか)
生薬別名  
生薬ラテン名 Chimonanthi Flos
生薬英名 Chimonanthus Flower
科名 ロウバイ科 Calycanthaceae
基原 - ロウバイ Chimonanthus praecox Link (IPNI:139248-1)
- ソシンロウバイ Chimonanthus praecox Link (IPNI:139248-1)
薬用部位 花蕾
選品  
主要成分 モノテルペノイド monoterpenoids
- Borneol
- Camphor
- Cineole
- Linalool
- α-Pinene
- β-Pinene

セスキテルペノイド sesquiterpenoids
- Sesquiterpenol

フラボノイド flavonoids
- フラボン配糖体

アルカロイド alkaloids
- Calycanthine (種子)
薬理作用 calycanthine は動物に対してストリキニーネ様の作用を示す.家兎の摘出腸管および子宮に対し興奮作用がある.
臨床応用 解熱,鎮咳,鎮静薬として,心煩,口渇,胸腹痛,小児麻疹,百日咳などに応用する.またその油はとう傷に用いられる.
頻用疾患 口渇, 咳, 胸腹痛, 百日咳, 熱傷
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 止咳平喘薬
薬能  
薬徴  
備考 ロウバイは中国原産の植物であるが,『本草綱目啓蒙』に「後水尾帝(1596~1615)時朝鮮より来ると云傳故に俗にカラウメ等の名あれども今に到っては皆ろう梅と称す.・・・・一種檀紅梅享保年中(1716~1736)に渡る.即ろう梅中の上品なり」とあり,日本への渡来年代が明らかである.中国では根および茎を「鉄かい子」と称し民間的に鎮咳薬としている.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 106-107.
 

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