赤小豆
(しゃくしょうず,せきしょうず)
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Phaseoli Semen |
生薬英名 | Red Bean |
科名 | マメ科 Leguminosae |
基原 | Vigna angularis Ohwi et H.Ohashi (IPNI:525291-1) |
薬用部位 | 成熟種子 |
選品 | 薬用には、極新しい粒の小さい、暗赤色を呈した、光沢のあるものを用いる (文献Q1)。 |
主要成分 | ステロール sterols - Phytosterol イソフラボン isoflavones - Phaseollidin (P. vulgaris) - Phaseollin (P. vulgaris) その他 others - 結晶性サポニン - 色素 |
薬理作用 | 未詳 |
臨床応用 | 解毒,利尿薬として,水腫,脚気,泄痢,癰腫などに応用する.食用. |
頻用疾患 | 浮腫, 尿量減少, 黄疸, 腸の化膿症, 痔出血, 皮膚化膿症 |
含有方剤 | 瓜蒂散 , 麻黄連軺赤小豆湯 |
帰経 | 心, 小腸 |
性 | 平 |
味 | 甘, 酸 |
神農本草経 | 中品 |
中医分類 | 利水滲湿薬 |
薬能 | 利水消腫,解毒排膿.水腫脹満,脚気浮腫,黄疸尿赤,風湿熱痺,癰腫瘡毒,腸癰腹痛に用いる. |
薬徴 | |
備考 | わが国では多くの品種が作られており,薬用にはオワリアズキ(豬肝赤豆),アキアズキ(秋赤豆)がよく,ナツアズキ(夏赤豆),オオアズキ(大納言)がこれに次ぐ. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK |
参考文献 | 選品 Q1) 一色 直太郎 編: 和漢薬の良否鑑別法及調製法, 吐鳳堂書店, 東京, 1987. 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 293-294. |