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金銀花
金銀花
(きんぎんか)
金銀花
入手時名称:金銀花
撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館
TMPW No.:5199

生薬別名 河南産: 南銀花, 密銀花; 山東: 東銀花, 済銀花
生薬ラテン名 Lonicerae Flos
生薬英名 Lonicera Flower
科名 スイカズラ科 Caprifoliaceae
基原 スイカズラ Lonicera japonica Thunberg (IPNI:148850-1)
薬用部位 つぼみ
選品 花弁の上部が黄かっ色で、基部が赤かっ色で、良く乾いたものが良品 (文献Q1)。
主要成分 その他の脂肪族関連化合物 other aliphatic and related compounds
- Arachidic acid
- Ceryl alcohol
- Elaidic acid
- Linoleic acid
- Linolenic acid
- Myristic acid
- Sterin

単糖類 monosaccharides
- Inositol

ジテルペノイド diterpenoids
- 3α-Hydroxy-(-)-manoyl oxide (L. japonica var. sempervillosa)

フラボンとフラボノール flavones & flavonols
- Lonicerin
- Luteolin
薬理作用 軽度のストレス性潰瘍抑制.抗菌(各種グラム陽性菌及び陰性菌).利尿.コレステロールの腸管吸収抑制.
臨床応用 解熱,解毒薬として,化膿性皮膚疾患,咽喉疼痛,下痢,風邪の初期の発熱に応用する.その黒焼きは止血薬にする.
頻用疾患 皮膚化膿症, 咽喉の腫脹疼痛, 血便, 発熱, 発疹
含有方剤 荊防敗毒散 , 五物解毒散 , 托裏消毒飲 , 八味帯下方
帰経 肺, 胃, 心, 脾
神農本草経  
中医分類 清熱薬 (清熱解毒薬)
薬能 清熱解毒,涼散風熱.癰腫疔瘡,喉痺,丹毒,熱毒血痢,風熱感冒,温病発熱に用いる.
薬徴  
備考 日本薬局方外生薬規格2018収載品.
中国では『温病條辨』に収載されている処方である銀翹散が感冒や熱性疾患の初期に広く用いられている.忍冬はスイカズラの茎または葉のついた茎で,解熱,解毒,利尿,消炎薬にする.解熱,解毒作用は金銀花の方が強い.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, KampoDB
参考文献 選品
Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998.

主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 109-110.
 

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