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阿魏
阿魏
(あぎ)
生薬別名  
生薬ラテン名 Asa Foetida
生薬英名 Chinese Asafoetida
科名 セリ科 Umbelliferae
基原 アギ Ferula assa-foetida Linné (IPNI:842190-1)
薬用部位 茎,根茎から得られる樹脂
選品  
主要成分 モノテルペノイド monoterpenoids
- α-Pinene
- β-Pinene

フェニルプロパノイド phenylpropanoids
- Ferulic acid ester

クマリン類 coumarins
- Farnesiferol A
- Farnesiferol B
- Farnesiferol C

フェノール系化合物 phenol derivatives
- Vanillin

その他の含硫化合物 other sulfur compounds
- sec-Butylpropenyl disulfide

その他 others
- ゴム質
薬理作用 汚臭性神経安定作用.駆風作用.刺激性去痰作用.抑制作用(煎剤:ヒト結核菌).抗凝血作用(水浸剤).
臨床応用 健胃,消化,駆お血薬として,食積停滞,婦人の腹中の血塊などに応用され,また駆虫薬として用いられる.中近東ではソース,カレーその他の食品の味付けに,ヨーロッパでは香料に用いられる.
頻用疾患 消化不良, 瘀血, 腹痛
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 消食薬
薬能 消積,散痞,殺虫.肉食積滞,お血ちょうか,腹中痞塊,虫積腹痛に用いる.
薬徴  
備考 Ferula assa-foetida は旧ソ連中央アジア,イラン,アフガニスタンに分布する多年生草本であるが,中国チベット西部には,同属の F. narthex Boissier,新彊省には F. caspica Marsh.-Bieb. (新彊阿魏),F. conocaula Eug. (寛葉阿魏)が分布し,同様に阿魏を採収する.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 204-207.
 

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