鶏骨草
(けいこつそう)
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Abri Herba |
生薬英名 | Canton Love-pea Vine |
科名 | マメ科 Leguminosae |
基原 | Abrus cantoniensis Hance (IPNI:469589-1) |
薬用部位 | 全草 |
選品 | |
主要成分 | ステロール sterols - unspecified (全草) フラボン flavones - unspecified (全草) その他の含窒素化合物 other nitrogen compounds - Abrine (全草) - Choline (全草) |
薬理作用 | abrine をマウスの腹腔内に注射すると,ブドウ球菌毒素による実験的炎症(マウス肩部)を低下させる.また家兎の実験的貧血に対しては治療効果はないが,高濃度(1:500)においてヒツジ赤血球の溶解を抑制する.臨床的に急性伝染性肝炎の患者に,鶏骨草2~3両(70~100g)と脂肪分のない豚肉2両(70g)を水1000mlを加えて煎じ,300mlに煎じつめ,毎日3回分服させたところ,44例中42例が治癒した.平均治癒日数は21日であった.黄疸症状は15日で消失し,肝機能は18~21日で回復した.慢性肝炎に対しては効果不良である. |
臨床応用 | 消炎,鎮痛薬として,民間的に黄疸,伝染性肝炎,打ち身などに応用される. |
頻用疾患 | 黄疸, 急性肝炎, 慢性肝炎, 乳腺炎 |
含有方剤 | |
帰経 | |
性 | |
味 | |
神農本草経 | |
中医分類 | |
薬能 | 清熱解毒,舒肝止痛.黄疸,脇肋不舒,胃腕脹痛に用いる.急性・慢性肝炎,乳腺炎. |
薬徴 | |
備考 | 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK |
参考文献 | 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 67-68. |