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ゲンチアナ
ゲンチアナ
(げんちあな)
ゲンチアナ
入手時名称:ゲンチアナ
撮影場所:富山大学 和漢研 民族薬物資料館
TMPW No.:3880

生薬別名  
生薬ラテン名 Gentianae Radix
生薬英名 Gentian
科名 リンドウ科 Gentianaceae
基原 ゲンチアナ Gentiana lutea Linné (IPNI:368453-1)
薬用部位 根及び根茎
選品 太い円柱形で、濃褐色を呈し、特有の香があり、苦味の強いものが良品 (文献Q1)。
主要成分 少糖類 oligosaccharides
- Gentianose
- Gentiobiose

モノテルペノイド monoterpenoids
- Amarogentin
- Gentiopicral
- Gentiopicroside
- Pyrano[3,4-c]pyran
- Swertiamarin
- 5,6-Dihydro-5-hydroxymethyl-6-methyl-1H,3H-pyrano[3,4-c]pyran-1-one

キサントン類 xanthones
- Gentiin
- Gentisin
- Isogentisin

イソクマリン類 isocoumarins
- Erythrocentaurin
- 5-Hydroxymethylisochroman-1-one
- 5-Hydroxymethylisochromen-1-one

その他の芳香族誘導体 other aromatic derivatives
- Gentisic acid
薬理作用 未詳
臨床応用 苦味健胃薬. 胃機能亢進に基づく続発的効果を期待して, 貧血, 疾病回復期及び単純腸カタルなどに応用する.
頻用疾患 貧血, 腸カタル, 消化不良
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類  
薬能  
薬徴  
備考 第十八改正日本薬局方収載品.
ディオスコリデス(Dioscorides)の『ギリシャ本草』には「根は温性で収斂作用がある」と記される。ヨーロッパでは古来,痛み,裂傷,痙攣,肝臓や胃の病気,眼の炎症などに,新鮮根をつぶして水に漬け,それを絞ったジュースを応用する.本品の粉末を用いる場合,1回0.1g,1日0.3~0.5gを内服する.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp
参考文献 選品
Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998.

主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 168-169.
C2) Chem. Pharm. Bull., 37, 2435 (1989).
 

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