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九香虫
九香虫
(きゅうこうちゅう)
生薬別名  
生薬ラテン名 Aspongopus
生薬英名 Stink-bug
科名 カメムシ科 Pentatomidae
基原 ツマキクロカメムシ Coridius chinensis (Dallas) (GBIF:6130317)
薬用部位 全乾燥虫体
選品 体は乾燥しているが、油性があり、虫に食われていないものを佳品とする。
主要成分 脂肪酸 fatty acids
- Oleic acid (A. chinensis)
- Stearic acid (A. chinensis)
- Palmitic acid (A. chinensis)

その他の脂肪族関連化合物 other aliphatic and related compounds
- Hexanal (A. chinensis)
- Octenal (A. chinensis)
- trans-2-Decenal (A. chinensis)
薬理作用  
臨床応用 胸腹痞満,胃痛,脾臓や腎臓の機能障害および陰痿に応用する.陰虚陽亢の者は,服用を慎むべきである.
頻用疾患 胃痛, 腰痛, 胸脇が張って痛む, しびれ, 性機能減退
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 理気薬
薬能 理気止痛,温中助陽.胃寒脹痛,肝胃気痛,腎虚陽痿,腰膝酸痛に用いる.
薬徴  
備考 東北諸省に産するものは アオクサカメムシ Nezara antennata Scott の乾燥虫体である.
外部リンク: 民族薬物DB
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 353-354.
 

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