全蝎
(ぜんかつ)
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Scorpion |
生薬英名 | Scorpion |
科名 | トクササソリ科 Buthidae |
基原 | キョクトウサソリ Mesobuthus martensii (Karsch) (GBIF:116032764) |
薬用部位 | 全乾燥体 |
選品 | |
主要成分 | 脂肪酸 fatty acids - Lecithin - Palmitic acid - Stearic acid ステロール sterols - Cholesterol 胆汁酸、胆汁アルコール bile acid, bile alcohol - Taurine アミノ酸 amino acids - Betaine 簡単な含窒素化合物 simple nitrogen containing compounds - Hydroxylamine - Trimethylamine その他 others - Buthotoxin |
薬理作用 | 痙攣抑制作用.血管運動中枢抑制作用.鎮静作用. |
臨床応用 | 鎮痙薬として,ひきつけ,破傷風などに用い,また鎮痛薬として,関節痛,筋肉痛,頭痛,瘡腫に応用する.このほか,解毒散結の効があるので,瘡瘍腫痛に用いる. |
頻用疾患 | ひきつけ, 破傷風, 関節痛, 筋肉痛, 頭痛, 痙攣, 中風, 半身不随 |
含有方剤 | |
帰経 | |
性 | |
味 | |
神農本草経 | |
中医分類 | 平肝熄風薬 |
薬能 | 息風鎮痙,攻毒散結,通絡止痛.小児驚風,抽搐痙攣,中風口歪,半身不遂,破傷風,風湿頑痺,偏正頭痛,瘡瘍,瘰癧に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 本動物は中国全土に分布するが,長江以北に特に多く,北京までの華北ではごく普通に見られる種である.強大な毒刺を具えるが,その刺傷は致命的ではない.本品は有毒であるから,用量が多すぎないよう,注意すべきである. 外部リンク: 民族薬物DB |
参考文献 | 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 259-261. |