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北鶴虱
北鶴虱
(きたかくしつ)
生薬別名 天名精子
生薬ラテン名 Carpesii Fructus
生薬英名 Common Carpesium Fruit
科名 キク科 Asteraceae (=Compositae)
基原 ヤブタバコ Carpesium abrotanoides Linné (IPNI:189330-1)
薬用部位 成熟果実
選品  
主要成分 脂肪酸関連化合物 fatty acids related compounds
- Linoleic acid (C. abrotanoides)
- Oleic acid (C. abrotanoides)
- n-Caproic acid (C. abrotanoides)

テルペノイド (精油) terpenoids (essential oils)
- Carabrone (C. abrotanoides)
- Carpesialactone (C. abrotanoides)
薬理作用 駆虫効果(煎剤,アルコールエキス:回虫).中枢性興奮作用,痙攣毒(carpesialactone:ガマ線虫).
臨床応用 駆虫薬として,回虫,腹痛などに応用する.
頻用疾患  
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 駆虫薬
薬能 殺虫消積.蛔虫,蟯虫,條虫病,虫積腹痛,小児疳積に用いる.
薬徴  
備考 貴州,陝西に主産する.天津市場で大鶴虱と称する.韓国産も同様である.その他ガンクビソウ C. divaricatum Sieb.et Zucc.,オオガンクビソウ C. macrocephalum Fr.et Sav. の花部を付した茎葉を鶴虱と称する.またシソ科のイヌコウジュ Mosla punctulata (J. F. Gmel.) Nakai,イラクサ科 (Urticaceae) のイラクサ Urtica thunbergiana Sieb.et Zucc. またはホソバイラクサ U. angustifolia Fischer の茎葉も鶴虱と称されることがある.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 311-314.
 

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