射干
(やかん)
入手時名称:射干 撮影場所:富山大学 和漢研 民族薬物資料館 TMPW No.:11354 |
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Belancandae Rhizoma |
生薬英名 | Blackberrylily Rhizome |
科名 | アヤメ科 Iridaceae |
基原 | ヒオウギ Iris domestica Goldblatt et Mabberley (IPNI:60438342-2) |
薬用部位 | 根茎 |
選品 | 未詳 |
主要成分 | イソフラボン isoflavones - Iridin - Tectoridin (中国産) |
薬理作用 | 家兎の血圧を持続的に降下, 脈搏増大, 呼吸を一時的に速める(アルコール可溶物). 抗菌作用(病的皮膚癬菌). |
臨床応用 | 消炎, 鎮咳, 去痰薬として, 咽痛, 喉ひ(扁桃腺炎およびこれに伴う周囲膿痛)に応用される. |
頻用疾患 | 咽喉の腫脹疼痛, 咳嗽, 多痰, 呼吸困難, 扁桃炎 |
含有方剤 | 射干麻黄湯 |
帰経 | 肺, 肝 |
性 | 寒 |
味 | 苦 |
神農本草経 | 下品 |
中医分類 | 清熱薬 (清熱解毒薬) |
薬能 | 清熱解毒,消痰,利咽.熱毒痰火郁結,咽喉腫痛,痰涎壅盛,咳嗽気喘に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 通常商品は生のまま市販されず,斜め切され厚さ約1.5mmの薄片として出まわる. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK |
参考文献 | 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 118-120. |