山奈
(さんな)
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Kaempferiae Rhizoma |
生薬英名 | Galanga Resurrectionlily Rhizome |
科名 | ショウガ科 Zingiberaceae |
基原 | バンウコン Kaempferia galanga Linné (IPNI:797160-1) |
薬用部位 | 根茎 |
選品 | 色が白く、肥厚している新しいものが良い (文献Q1)。 |
主要成分 | 脂肪酸関連化合物 fatty acids related compounds - Pentadecan モノテルペノイド monoterpenoids - Borneol - Cineole フェニルプロパノイド phenylpropanoids - Cinnamaldehyde - Ethyl cinnamate クマリン類 coumarins - Methyl-p-coumaric acid ethylester |
薬理作用 | 抗真菌作用(煎液:皮膚白癬菌). |
臨床応用 | 芳香性健胃薬として,胸腹冷痛,寒湿吐瀉などに応用する.また虫歯の痛みにも用いる.現在では薬用より,薫香料として線香に配合される. |
頻用疾患 | 腹痛, 胃痛, 消化不良, 下痢, 歯痛 |
含有方剤 | |
帰経 | 胃 |
性 | 温 |
味 | 辛 |
神農本草経 | |
中医分類 | 芳香化湿薬 |
薬能 | 行気温中,消食,止痛.胸膈脹満,胃腹冷痛,飲食不消に用いる. |
薬徴 | |
備考 | ベトナム原産. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK |
参考文献 | 選品 Q1) 一色 直太郎 編: 和漢薬の良否鑑別法及調製法, 吐鳳堂書店, 東京, 1987. 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, p. 12. |