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海桐皮
海桐皮
(かいとうひ)
生薬別名  
生薬ラテン名 Erythrinae Cotex
生薬英名 Erythrina Bark
科名 マメ科 Leguminosae
基原 デイゴ Erythrina variegata Linné (IPNI:494614-1)
薬用部位 樹皮
選品  
主要成分 トリテルペノイド triterpenoids
- Hederagenin (K. pictum 樹皮)

アルカロイド alkaloids
- Erybidine (E. indica 葉)
- Erysotrine (E. spp. 種子)
- Hypaphorine (E. spp. 種子)
- N-Nororientaline (E. indica 葉)
- d-Coreximine (E. indica 葉)
- dl-Scoulerine (E. indica 葉)
- l-Reticuline (E. indica 葉)
薬理作用 海桐皮(Erythrina sp.)の水浸剤(1:3)は試験管内において数種の皮膚真菌に対し,程度の差はあるがすべて抑制作用がある.またブドウ状球菌に対しても抑制作用がある.
臨床応用 収斂,鎮痛薬として,霍乱,赤白下痢,風湿痺痛,脚気,腰膝の痛みなどに応用する.特に腿部の熱痛に著効がある.また皮膚疥癬や歯痛に外用する.
頻用疾患 下痢, 脚気, 腰痛, 皮膚疾患, 歯痛
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 去風湿薬
薬能  
薬徴  
備考 華南一帯では,ミカン科(Rutaceae)のカラスザンショウ Zanthoxylum ailanthoides Sieb. et Zucc. = Fagara ailanthoides Engler の樹皮,江蘇,浙江省一帯ではウコギ科(Araliaceae)のハリギリ Kalopanax pictus (Thunb.) Nakai の樹皮を「上海樹皮」と称して用いている.また台湾ではパンヤ科(Bombacaceae)のキワタノキ Bombax malabaricum DC. = Gossampinus malabarica (DC.) Merrill の樹皮を「海桐皮」と称している.韓国産海桐皮はハリギリ K. pictus Nakai の樹皮である.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 154-156.
 

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