熊胆
(ゆうたん)
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Fel Ursi |
生薬英名 | Bear Bile |
科名 | クマ科 Ursidae |
基原 | - Ursus arctos Linné (GBIF:2433433) - その他近縁動物 |
薬用部位 | 胆汁を乾燥したもの |
選品 | 淡黄色又は黒色で破折面にガラス様の光沢があり、湿潤しておらず、苦味が極めて強く、甘味のある物が良品 (文献Q1)。 |
主要成分 | 胆汁酸、胆汁アルコール bile acid, bile alcohol - Chenodeoxycholic acid - Cholic acid - Deoxycholic acid - Taurine - Tauroursodeoxycholic acid - Ursodeoxycholic acid |
薬理作用 | 胆汁分泌促進, 利尿, 鎮痙作用 (水エキス). |
臨床応用 | 苦味健胃, 鎮痛, 鎮痙, 利胆, 消炎, 解熱薬として, 胃痛, 下痢, 黄胆, 小児の疳疾, 腸内寄生虫症などに応用する. また結膜炎などの眼病, 痔疾, 腫痛に外用する. |
頻用疾患 | 目の充血, 眼痛, 角膜混濁, 痔核, 黄疸, 胆石, 痙攣 |
含有方剤 | |
帰経 | |
性 | |
味 | |
神農本草経 | |
中医分類 | 活血去瘀薬 |
薬能 | 活血調経, 利尿消腫. 月経不調, 痛経, 経閉, 悪露不尽, 水腫尿少; 急性腎炎の水腫に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 第十八改正日本薬局方収載品. 外部リンク: metabolomics.jp |
参考文献 | 選品 Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998. |