茜草
(せんそう)
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Rubiae Radix |
生薬英名 | Indian Madder Root |
科名 | アカネ科 Rubiaceae |
基原 | - アカミノアカネ Rubia cordifolia Linné (IPNI:765218-1) - アカネ Rubia akane Nakai (IPNI:765177-1) |
薬用部位 | 根 |
選品 | |
主要成分 | アントラキノン anthraquinones - Alizarin - Munjistin - Pseudopurpurin - Purpurin - Rubierythric acid - Xanthopurpurin |
薬理作用 | 茜草の温津液は蛙の足蹼膜(みずかき)血管を拡張させ,また家兎の血液凝固時間をやや短縮さすから,軽度の止血作用がある.またぶどう状球菌に対して抑制作用が認められる. |
臨床応用 | 浄血,止血,通経薬として,吐血,便血,尿血,経血不順などに応用する.その他染料としての用途が多い. |
頻用疾患 | 鼻出血, 吐血, 血便, 不正性器出血, 出血性下痢, 外傷出血, 月経痛, 無月経, 悪露の停滞, 打撲外傷 |
含有方剤 | |
帰経 | 肝 |
性 | 寒 |
味 | 苦 |
神農本草経 | |
中医分類 | 止血薬 |
薬能 | 涼血,去瘀,止血,通経.吐血,衄血,崩漏,外傷出血,瘀阻経閉,関節痺痛,打撲腫痛に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 江蘇省鎮江,南京などの地区で「土茜草」と称するものは,アカネ科(Rubiaceae)の Galium verum L. (カワラマツバの類,蓬子采)の根である.土茜草は『救荒本草』にその嫩苗,種子を救荒食としているのみで,他の本草書には見られない. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK |
参考文献 | 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 133-134. |