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連銭草
連銭草
(れんせんそう)
生薬別名  
生薬ラテン名 Glechomae Herba
生薬英名 Glechoma Hederacea Herb
科名 シソ科 Labiatae
基原 カキドオシ Glechoma grandis Kuprianova (IPNI:447336-1)
薬用部位 全草(花期)
選品 未詳
主要成分 その他の脂肪族関連化合物 other aliphatic and related compounds
- Palmitic acid
- Succinic acid

モノテルペノイド monoterpenoids
- Cineole
- Isomenthone
- Isopinocamphone
- Limonene
- Linalool
- Menthol
- l-Menthone
- l-Pinocamphone
- l-Pulegone
- α-Pinene
- α-Terpineol
- β-Pinene

トリテルペノイド triterpenoids
- Ursolic acid

ステロール sterols
- β-Sitosterol

アミノ酸 amino acids
- Aspartic acid
- Glutamic acid
- Proline
- Tyrosine
- Valine

簡単な含窒素化合物 simple nitrogen containing compounds
- Choline

その他 others
- Isopinocavaline
- Potassium nitrate
薬理作用 胆汁分泌促進作用.
臨床応用 虚弱体質児の強壮薬.江戸時代の漢方医永田徳本は「下痢には連錢草にゲンノショウコと甘草少しを加え,濃煎して温服するとよい」と記している.また糖尿病や腎臓炎に茶剤とする.中国では肝炎や泌尿器系結石に用いる.
頻用疾患 尿路系炎症, 尿路結石, 胆石, 黄疸, 皮膚化膿症, 毒蛇咬傷, 熱傷
含有方剤
帰経 肝, 腎, 膀胱
微寒
辛, 微苦
神農本草経  
中医分類 利水滲湿薬
薬能 利湿通淋, 清熱解毒, 散お消腫. 熱淋, 石淋, 湿熱黄疸, 瘡癰腫痛, 打撲損傷に用いる.
薬徴  
備考 民間で小児の疳を治すのに用いるので, 一名カントリソウ(疳取草)ともいう. 中国では一般に金錢草とも称されている.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 26-28.
 

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