金桜子
(きんおうし)
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Rosae Laevigatae Fructus |
生薬英名 | Cherokee Rose Fruit |
科名 | バラ科 Rosaceae |
基原 | ナノワイバラ Rosa laevigata Michaux (IPNI:733047-1) |
薬用部位 | 成熟果実と花托 |
選品 | |
主要成分 | その他の脂肪族関連化合物 other aliphatic and related compounds - Citric acid - Malic acid 単糖類 monosaccharides - Vitamin C テルペノイド (精油) terpenoids (essential oils) - unspecified サポニン saponins - unspecified その他 others - 樹脂 |
薬理作用 | 未詳.臨床上,子宮脱垂に有効. |
臨床応用 | 強壮,収斂,止瀉薬として,遺精,遺尿,小便頻数,慢性腸炎,慢性下痢などに応用する.中国の民間では飴を作る原料とする. |
頻用疾患 | 精液漏れ, 尿失禁, 帯下, 慢性下痢, 泥状水様便 |
含有方剤 | |
帰経 | 腎, 膀胱, 大腸 |
性 | 平 |
味 | 酸, 甘, 渋 |
神農本草経 | |
中医分類 | 収渋薬 |
薬能 | 固精縮尿,困崩止帯,渋腸止瀉.遺精滑精,遺尿尿頻,崩漏帯下,久瀉久痢に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 河北省に産する金櫻子の原植物は R. bella Rehd.et Wils.,福建省龍溪に産する 「小金英」 は R. cymosa Tratt.,雲南省に産する金櫻子(金櫻果)は R. odorata Sweet var. gigantea Rehd.et Wils. であるとされている.痩果を除き花托だけのものを 「金櫻肉」 と称する. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK |
参考文献 | 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 267-268. |