香薷
(こうじゅ)
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Elsholtziae Herba |
生薬英名 | Haichow Elsholtzia Herb |
科名 | シソ科 Labiatae |
基原 | - Elsholtzia haichowensis Y.Z.Sun (IPNI:446648-1) - ホソバヤマジソ Mosla chinensis Maximowicz (IPNI:452191-1) |
薬用部位 | 全草 |
選品 | 十月頃の霜に遇った長刀のような形をしたものを採り、長く貯えた陳いものが良い (文献Q1)。 |
主要成分 | モノテルペノイド monoterpenoids - Carvacrol (M. chinensis) - Dehydroelsholtzione (E. ciliata, E. oldhami) - Elsholtziaketone (E. ciliata) - Geraniol (E. nipponica) - p-Cymene (E. nipponica, M. chinensis) フラボンとフラボノール flavones & flavonols - Negletein (M. chinensis) |
薬理作用 | |
臨床応用 | 発汗,解熱,利尿薬として,感冒時の発熱悪寒,腹痛,吐瀉,全身浮腫などに1日5~15gを煎服する. |
頻用疾患 | 小便不利, 発熱, 腹痛, 吐瀉, 頭痛 |
含有方剤 | |
帰経 | 肺, 胃 |
性 | 徽温 |
味 | 辛 |
神農本草経 | |
中医分類 | 辛温解表薬 |
薬能 | 発汗解表,化湿和中.暑湿感冒,悪寒発熱,頭痛無汗,腹痛吐瀉,水腫,小便不利に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 日本および韓国産はナギナタコウジュ Elsholtzia ciliata (Thunb.) Hylander といわれているが,現在日本で用いられるものはすべて中国からの輸入品である. 外部リンク: 民族薬物DB |
参考文献 | 選品 Q1) 一色 直太郎 編: 和漢薬の良否鑑別法及調製法, 吐鳳堂書店, 東京, 1987. 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 43-46. C2) J. Nat. Prod., 48, 819 (1985). |