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鶏血藤
鶏血藤
(けいけっとう)
生薬別名  
生薬ラテン名 Spatholobi Caulis; Mucunae Caulis
生薬英名 Suberect Spatholobus Stem
科名 マメ科 Leguminosae
基原 - ミツカトウ Spatholobus suberectus Dunn (IPNI:519185-1)
- シロバナユマトウ Mucuna birdwoodiana Tutcher (IPNI:509150-1)
薬用部位
選品 未詳
主要成分 リグナンとネオリグナン lignans & neolignans
- Heteroclitin A (K. heteroclita)
- Heteroclitin B (K. heteroclita)
- Heteroclitin C (K. heteroclita)
- Heteroclitin D (K. heteroclita)
- Heteroclitin E (K. heteroclita)
- Heteroclitin F (K. heteroclita)
- Heteroclitin G (K. heteroclita)
- Interiorin (K. heteroclita)
- Kadsurin (K. heteroclita)

その他 others
- Milletol (M. dielsiana)
薬理作用 未詳.
鶏血藤のブドウ状球菌に対し抑制作用があるという報告があるが,この実験に用いられた鶏血藤の原植物はニシキギ科(Celastraceae)の Tripterygium wilfordii Hook.fil. (クロズル属)であった.Kadsura heteroclita の EtOH エキスに抗酸化作用が認められ,肝臓中の SOD などの抗酸化酵素系の活性化作用がある.
臨床応用 補血,強壮,鎮痛薬として,月経不調,腰膝の疼痛,リウマチ,手足の麻痺などに応用する.
頻用疾患 月経不順, リウマチ, 麻痺
含有方剤
帰経 肝, 腎
苦, 微寒, 微渋
神農本草経  
中医分類 理血薬 (造血薬)
薬能 補血,活血,通絡.月経不調,血虚萎黄,麻木中風,風湿痺痛に用いる.
薬徴  
備考 広東,広西の一部の地区では,マメ科のMillettia nitida Benth.の茎を鶏血藤,血節藤,血藤,血筋藤などと称する.また江西省の豊城,雲南省鳳慶,四川省などに産する鶏血藤は Millettia dielsiana Harmsの茎であり,豊城鶏血藤(江西),貫腸血藤(四川)とも称する.その他鶏血藤と称する商品は非常に種類が多い.江西,陜西,河北,山東,山西,内蒙古,東北諸省などでは血藤科(Sargentodoxaceae)の Sargentodoxa cuneata (Oliv.) Rehd. et Wils. (=Holboellia cuneata Oliv.) 大血藤の茎を「鶏血藤」として用いる場合があるが,このものは元来大血藤,紅藤,活血藤,大活血,花血藤,血藤,血木通などと称するもので,混用すべきものではない.
外部リンク: 民族薬物DB
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 170-172.
 

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