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寒水石
寒水石
(かんすいせき)
生薬別名 凝水石
生薬ラテン名 Glauberitum
生薬英名 Calcite
科名  
基原 Glauberite,Na2Ca(SO4)2, 石灰芒硝
薬用部位 鉱物
選品  
主要成分 その他 others
- Al+++ (Gypsum Rubrum)
- CO2 (方解石)
- CaCO3 (方解石)
- CaO (方解石)
- CaSO4・2H2O (Gypsum Rubrum)
- Fe (方解石)
- Fe++ (Gypsum Rubrum)
- Fe+++ (Gypsum Rubrum)
- Mg (方解石)
- Mn (方解石)
- St (方解石)
- Zn (方解石)
薬理作用  
臨床応用 止渇,利尿,消炎,解熱薬として,熱があって煩渇,口乾舌燥,歯牙痛,小便不利,小児の丹毒などに応用する.
頻用疾患 口渇, 小便不利, 歯痛, 水腫, 発熱
含有方剤
帰経  
 
 
神農本草経  
中医分類 清熱瀉火薬
薬能  
薬徴  
備考 古代の寒水石は天然の石灰芒硝 glauberite Na2Ca(SO4)2であった.しかし,近年市場の寒水石は方解石および石膏であり,特に方解石(CaCO3)が良く用いられている.これは前述のごとく真の寒水石ではなく,張仲景の処方に用いられたものは石灰芒硝であった.よろしく誤りを正すべきで,現在の市場品名を方解石と改めるべきである.
外部リンク: 民族薬物DB
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 376-377.
 

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