苓姜朮甘湯
(りょうきょうじゅつかんとう)
構成生薬 | 茯苓 , 乾姜 , 白朮 , (蒼朮) , 甘草 |
適応病態 | 太陰病期の虚証で,主として腰部~下肢にかけて冷感が著しく,疼痛・頻尿を伴う場合に用いられる。口渇はなく,下半身に浮腫感を認めることが多い |
適応疾患 | 夜尿症, 全身倦怠感, 坐骨神経痛, 倦怠感, 帯下, 腰痛症, 多尿, 頻尿症, 冷え症, 遺尿症 |
原典 | 金匱要略 |
条文 | 「腎著の病は,其の人,身体重く,腰中冷え,水中に坐するが如く,形水状の如くにして,反って渇せず,小便自利し,飲食故の如きは,病下焦に属す。身労して汗出で,衣裏冷湿し,久久にして之を得。腰以下冷痛し,腰重きこと五千銭を帯ぶるが如し。甘姜苓朮湯之を主る」 |
備考 | 一般用漢方製剤製造販売承認基準収載. 外部リンク: metabolomics.jp, KampoDB |