茵蔯蒿湯
(いんちんこうとう)
構成生薬 | 茵陳蒿 , 山梔子 , 大黄 |
適応病態 | 少陽病期の実証で,黄疸,頭汗,尿不利,便秘がみられる際に用いられる |
適応疾患 | 黄疸, 肝硬変症, じんま疹, 口内炎, 胆のう炎, ネフローゼ症候群, 便秘症, 胸部不快感, 口渇症, 乏尿 |
原典 | 傷寒論, 金匱要略 |
条文 | 「陽明病,発熱汗出る者は,此を熱越と為す,黄を発する事能はざるなり,但頭汗出で,身に汗なく,剤頸して還り,小便不利,渇して水醤を引く者は,此れお熱裏に在りと為す,身必ず黄を発す,茵蔯蒿湯之を主る」 「傷寒七八日,身黄なること橘子色の如くにして,小便不利,腹微満する者は,茵蔯蒿湯之を主る」 「穀疸の病たる,寒熱不食す,食すれば則ち頭眩し,心胸安からず,久々黄を発す,茵蔯蒿湯之を主る」 |
備考 | 別名: 茵陳蒿湯 一般用漢方製剤製造販売承認基準収載. 外部リンク: metabolomics.jp, KampoDB |