桜皮
(おうひ)
入手時名称:桜皮 撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館 TMPW No.:5653 |
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Pruni Cortex |
生薬英名 | Cherry Bark |
科名 | バラ科 Rosaceae |
基原 | - ヤマザクラ Prunus jamasakura Siebold ex Koidzumi (IPNI:1006782-1) - カスミザクラ Prunus verecunda Koehne (IPNI:730407-1) |
薬用部位 | 樹皮 |
選品 | 未詳 |
主要成分 | フラボンとフラボノール flavones & flavonols - Glucogenkwanin フラバノンとジヒドロフラボノール flavanones & dihydroflavonols - Sakuraninin |
薬理作用 | 鎮咳,去痰作用(エキス). 解毒作用は未詳. |
臨床応用 | 解毒薬として,食中毒,急性胃カタル(食傷),痢疾,湿疹,蕁麻疹に応用する.その他鎮咳,去痰薬とする. |
頻用疾患 | 食物中毒,胃カタル,痢疾,湿疹,蕁麻疹,咳嗽 |
含有方剤 | 十味敗毒湯 , 治打撲一方 |
帰経 | |
性 | |
味 | |
神農本草経 | |
中医分類 | 解表薬 |
薬能 | |
薬徴 | |
備考 | 第十八改正日本薬局方収載品. 日本の民間薬として開発されたもので,江戸時代の民間療法の書物(救民単方,諸国古伝秘方,経験四方,奇方録,妙薬博物筌など)に多く収載される.華岡青洲の『瘍家方筌』の「十味敗毒湯」に,樸樕(クヌギ,ナラ,カシワなどQuercus属の樹皮)の代用として桜皮を用いる. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp, KampoDB |
参考文献 | 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 160-161. |