メニュー  → 生薬学術情報  → 
使君子
使君子
(しくんし)
使君子
入手時名称:使君子
撮影場所:富山大学 和漢研 民族薬物資料館 
TMPW No.:11437

生薬別名  
生薬ラテン名 Quisqualis Fructus
生薬英名 Rangooncreeper Fruit
科名 シクンシ科 Combretaceae
基原 シクンシ Combretum indicum DeFilipps (IPNI:77101543-1)
薬用部位 成熟果実
選品 未詳
主要成分 脂肪酸関連化合物 fatty acids related compounds
- Citric acid
- Malic acid
- Oleanic acid などのグリセライド
- Palmitic acid
- Succinic acid

糖質 sugar
- Glucosazone
- Pentosan
- Sucrose

ステロール sterols
- Phytosterol

アミノ酸 amino acids
- Quisqualic acid

アルカロイド alkaloids
- Trigonelline

その他 others
- 使君子酸
- 使君子酸カリウム
薬理作用 駆虫作用
臨床応用 駆虫,健胃薬として,回虫の駆除,腹痛,消化不良,下痢などに応用する
頻用疾患  
含有方剤
帰経 脾, 胃
神農本草経 下品
中医分類 駆虫薬
薬能 殺虫消積. 蛔虫, 蟯虫病, 虫積腹痛, 小児干積に用いる.
薬徴  
備考 シクンシ Combretum indicum (Linné) DeFilippsの成熟果実を乾燥したものを 「使君子」,種子を 乾燥したものを 「君子仁」 という.四川省や海南省には葉の裏や小枝に短柔毛のある Quisqualis indica L. var. villosa Clark が分布し,その果実も同様に用いられている.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 309-310.
C2) 生薬学概論, p. 262.
 

TOPICS

遺伝子解析情報

活性試験情報

生薬成分の代謝情報

伝統医薬データベース


富山大学和漢医薬学総合研究所
研究開発部門
資源開発分野
資源科学領域
〒930-0194
富山県富山市杉谷 2630
TEL: 076-434-7601
FAX: 076-434-5064