メニュー  → 生薬学術情報  → 
牡蛎
牡蛎
(ぼれい)
牡蠣 入手時名称:牡蠣
撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館
TMPW No.:9086

生薬別名  
生薬ラテン名 Ostreae Testa
生薬英名 Oyster Shell
科名 カキ科 Ostreidae
基原 カキ Ostrea gigas Thunberg
薬用部位 貝殻
選品 新しいものが良品.灰色のものを鼠様(ネズミデ), 白色のものを吉益様(ヨシマスデ)という (TN).
主要成分 その他 Other:
CaCO3, Ca3(PO4)2, Mg,Al塩, Fe2O3
薬理作用 カキ肉: 血糖下降 (牡蠣身エキス), 免疫増強作用 (中性多糖類).
牡蠣: 制酸, その他未詳.
臨床応用 制酸,止渇,止汗,鎮静薬として胃散過多症,盗汗,夢精,瘰癧,精神不安定症などに応用する.
頻用疾患 驚きやすい,焦燥,不眠,多夢,動悸,ひきつり,頭のふらつき,頭痛,耳鳴り,しびれ,自汗,盗汗,精液漏れ,不正性器出血,月経過多,帯下,頸部リンパ節腫,胃痛
含有方剤 安中散 , 緩痃湯 , 救逆湯 , 桂枝加龍骨牡蛎湯 , 桂枝甘草龍骨牡蛎湯 , 桂枝去芍薬加蜀漆龍骨牡蛎湯 , 桂枝去芍薬加蜀漆龍骨牡蛎救逆湯 , 柴胡加龍骨牡蛎湯 , 柴胡桂枝乾姜湯 , 紫根牡蛎湯 , 瀉脾湯加龍骨牡蛎 , 生津湯 , 龍骨湯 , 大桃花湯 , 人参散 , 牡蛎湯 , 風引湯
帰経 肝・胆・腎
微寒
鹹・渋
神農本草経 上品
中医分類 安神薬 (重鎮安神薬)
薬能 重鎮安神,潜陽補陰,軟堅散結,収斂固渋.驚悸失眠,眩暈耳鳴,瘰癧痰核,癥瘕痞塊,自汗盗汗,遺精崩帯,胃痛呑酸に用いる.
薬徴 胸腹の動を主治する也。傍ら驚狂,煩躁を治す。
備考 第十七改正日本薬局方収載品.
参考文献 TN: 難波恒雄, 津田喜典編集, 『生薬学概論』, 改訂第3版, 南江堂, 東京, 1998.