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竹節人参
竹節人参
(ちくせつにんじん)
竹節人参
入手時名称:竹節人参
撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館
TMPW No.:102
Panax japonicus
植物名:Panax japonicus
撮影場所:日本, 富山県
撮影日時:2009
撮影者:小松かつ子

生薬別名 竹参,竹節参
生薬ラテン名 Panacis Japonici Rhizoma
生薬英名 Panax Japonicus Rhizome
科名 ウコギ科 Araliaceae
基原 トチバニンジン Panax japonicus C.A.Meyer (IPNI:91487-1)
薬用部位 湯通しした根茎
選品 よく肥大したものが良品 (文献Q1)。
主要成分 トリテルペン系サポニン triterpenoid saponins
- Araloside A
- Chikusetsusaponin III
- Chikusetsusaponin IVa
- Chikusetsusaponin Ia
- Chikusetsusaponin Ib
- Ginsenoside Rg2
- Ginsenoside Ro
薬理作用 鎮静,鎮痙,解熱,鎮咳,去痰,腸管自動運動増強,ストレス性潰瘍抑制(chikusetsusaponinⅡ).コリン様作用,ヒスタミン遊離,消化性潰瘍抑制(非サポニン分画,chikusetsusaponin Ⅴ).
臨床応用 健胃,解熱,去痰薬として用いる.人参に比べて新陳代謝機能の賦活作用は劣るが,健胃,解熱,去痰作用は勝るといわれる.
頻用疾患 消化不良, 食欲不振, 慢性胃炎, 感冒, 急性気管支炎, 慢性気管支炎, 咳嗽, 喀痰
含有方剤 柴葛湯加川芎辛夷 , 木防已湯
帰経 肝, 脾
甘, 微苦
神農本草経  
中医分類 活血去瘀薬,止血薬
薬能 滋補強壮,散瘀止痛,止血虚痰.病後虚弱,労嗽喀血,咳嗽痰多,打撲損傷に用いる.
薬徴  
備考 第十八改正日本薬局方収載品.
江戸初期(1624~1643年)に人参の代用品として開発された.人参の代用として,小柴胡湯,半夏瀉心湯などに配合される.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp, KampoDB
参考文献 選品
Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998.

主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 3-4.
遺伝子領域
Gene Region
Nuclear Chloroplast Mitochondria
基原 5Ss 18S ITS1 5.8S ITS2 26S others trnH-psbA matK trnK trnK-rps16 trnT-L trnL trnL-F rbcL rpoC1 ndhF others
Panax japonicus C.A.Meyer (IPNI:91487-1)
trnC-petN-psbM-trnD
 AY275927
 AY275928
nad1
 EU551721
 

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