茅根
(ぼうこん)
入手時名称:茅根 撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館 TMPW No.:440 |
生薬別名 | 白茅根 |
生薬ラテン名 | Imperatae Rhizoma |
生薬英名 | Imperata Rhizome |
科名 | イネ科 Graminae |
基原 | チガヤ Imperata cylindrica P.Beauvois (IPNI:30138371-2) |
薬用部位 | 細根及び鱗片葉をほとんど除いた根茎 |
選品 | 太くて長く、淡色 (淡黄白色) のものがよい (文献Q1)。 |
主要成分 | その他の脂肪族関連化合物 other aliphatic and related compounds - Citric acid - Malic acid 単糖類 monosaccharides - D-Fructose - D-Glucose - D-Xylose 少糖類 oligosaccharides - Sucrose トリテルペノイド triterpenoids - Arundoin - Cylindrin - Fernenol - Isoarborinol - Simiarenol その他 others - K塩 |
薬理作用 | 利尿作用(水エキス). |
臨床応用 | 消炎性利尿,解熱,淨血,止血薬として,熱性病,吐血,鼻血,尿血,水腫,黄疸,小便不利,煩渇,咳喘,嘔逆などに応用する |
頻用疾患 | 吐血, 鼻出血, 血尿, 口渇, 嘔吐, 悪心, しゃっくり, 麻疹, 高熱, 咳嗽, 黄疸, 急性腎炎, 排尿痛, 排尿困難 |
含有方剤 | |
帰経 | 肺, 胃 |
性 | 寒 |
味 | 甘 |
神農本草経 | 中品 |
中医分類 | 止血薬 |
薬能 | 涼血,止血,清熱,利尿.血熱,吐血,衄血,尿血,熱病煩渇,黄疸,水腫,熱淋渋痛;急性腎炎水腫に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 第十八改正日本薬局方収載品. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp |
参考文献 | 選品 Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998. 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 98-99. |