蓮肉
(れんにく)
入手時名称:蓮肉 撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館 TMPW No.:10157 |
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Nelumbis Semen |
生薬英名 | Nelumbo Seed |
科名 | スイレン科 Nymphaeaceae |
基原 | ハス Nelumbo nucifera Gaertner (IPNI:605422-1) |
薬用部位 | 種子 |
選品 | 未詳 |
主要成分 | 少糖類 oligosaccharides - Raffinose (種子) 多糖類 polysaccharides - 澱粉 (種子) アルカロイド alkaloids - Higenamine (芯, 幼芽) - Isoliensinine (芯, 幼芽) - Liensinine (芯, 幼芽) - Liriodenine (花床) - Lotusine (芯, 幼芽) - N-Nornuciferine (芯, 幼芽, 花床) - Neferine (芯, 幼芽) - Norarmepavine (花床) - Nuciferine (花床) - O-Methylcorypalline (芯, 幼芽) - O-Nornuciferine (芯, 幼芽) - Pronuciferine (芯, 幼芽) その他 others - Ca (種子0.089%) - Fe (種子0.0064%) - P (種子0.285%) - 炭水化物 (種子62.0%) - 脂肪 (種子2.0%) - 蛋白質 (種子16.6%) |
薬理作用 | 平滑筋弛緩作用 (アルコールエキス), 抗腫瘍作用. |
臨床応用 | 鎮静, 滋養強壮薬として下痢, 遺精, 心悸失眠などに応用する. |
頻用疾患 | 下痢, 不眠, 動悸, 精液漏れ, 不正性器出血, 帯下 |
含有方剤 | 啓脾湯 , 参苓白朮散 , 清心蓮子飲 |
帰経 | 脾, 胃 |
性 | 平 |
味 | 甘 |
神農本草経 | 上品 |
中医分類 | 固渋薬 (収渋薬) |
薬能 | 補脾止瀉,益腎渋精,養心安神.脾虚久瀉,遺精帯下,心悸失眠に用いる. |
薬徴 | |
備考 | 第十八改正日本薬局方収載品. 石蓮子はハスの成熟果実で,下痢,嘔吐などのため食欲の全くない状態を治すのに用いる.一般には堅い殼を去って蓮肉(種子)として用いる.その際芯を去って用いる. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp, KampoDB |
参考文献 | 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 216-217. |