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麻子仁
麻子仁
(ましにん)
麻子仁
入手時名称:麻子仁
撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館
TMPW No.:2093
Cannabis  sativa var. indica
植物名:Cannabis sativa var. indica
撮影場所:ネパール
撮影日時:1999
撮影者:小松かつ子

生薬別名 火麻仁
生薬ラテン名 Cannabidis Fructus
生薬英名 Hemp Fruit
科名 クワ科 Moraceae
基原 アサ Cannabis sativa Linné (IPNI:306087-2)
薬用部位 成熟果仁
選品  
主要成分 カンナビノイド cannabinoids
- Cannabidiol (C. sativa var. indica 葉の腺毛)
- Tetrahydrocannabinol (C. sativa var. indica 葉の腺毛)
薬理作用 緩下作用,血糖下降(アルコールエキス).
臨床応用 緩下薬として,老人,子供,妊産婦など体力の消耗した人,あるいは大病後の大便秘結して下らない人などに応用する.また鎮咳,潤燥薬とする.
頻用疾患 便秘, 習慣性便秘
含有方剤 炙甘草湯 , 潤腸湯 , 麻子仁丸
帰経 脾, 胃, 大腸
神農本草経 上品
中医分類 瀉下薬
薬能 潤燥滑腸通便.血虚津虧,腸燥便秘に用いる.
薬徴  
備考 第十八改正日本薬局方収載品.
麻子仁は苧実(オノミ),火麻仁,大麻仁などとも称し,七味唐辛子などの食用,小鳥の飼料,製油原料とする.インド,バングラデシュなどで栽培される成分変種インドアサ Cannabis sativa L. var. indica Lamark は,形態的に本種と酷似するが,葉,特にその腺毛に麻酔性成分である cannabinoids を含み,麻薬として取り締まりの対象となっている.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp, KampoDB
参考文献 主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 199-200.
遺伝子領域
Gene Region
Nuclear Chloroplast Mitochondria
基原 5Ss 18S ITS1 5.8S ITS2 26S others trnH-psbA matK trnK trnK-rps16 trnT-L trnL trnL-F rbcL rpoC1 ndhF others
Cannabis sativa Linné (IPNI:306087-2)
rps4
 EU002301
psbB-psbT-psbN-psbH
  EU002390
rpoC2
  EU002481
trnK-psbA
  DQ004501
 DQ004502
 DQ004503
 DQ004504
 DQ004505
 

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