ウワウルシ
(うわうるし)
入手時名称:ウワウルシ 撮影場所:富山大学 和漢研 民族薬物資料館 TMPW No.:16251 |
生薬別名 | |
生薬ラテン名 | Uvae Ursi Folium |
生薬英名 | Bearberry Leaf |
科名 | ツツジ科 Ericaceae |
基原 | クマコケモモ Arctostaphylos uva-ursi Sprengel (IPNI:1024084-2) |
薬用部位 | 葉 |
選品 | 帯緑黄色で破折の少ないものが良品 (文献Q1)。 |
主要成分 | モノテルペノイド monoterpenoids - Monotropein - Piceoside トリテルペノイド triterpenoids - Ursolic acid フラボンとフラボノール flavones & flavonols - Hyperoside - Quercetin タンニン tannins - Ellagic acid - Gallic acid - 1,2,3,4,6-Pentagalloylglucose - 1,2,3,6-Tetragalloylglucose - 1,2,6-Trigalloylglucose - 1,3,6-Trigalloylglucose - 2,3,6-Trigalloylglucose その他の芳香族誘導体 other aromatic derivatives - Arbutin (5-7%) - Galloylarbutin - Hydroquinone - Methylarbutin その他の含窒素化合物 other nitrogen compounds - Allantoin |
薬理作用 | 殺菌作用 (arbutin → hydroquinone) |
臨床応用 | 尿路消毒,収斂,利尿薬として,腎盂炎,尿道炎,膀胱炎などに応用する. |
頻用疾患 | 腎盂炎, 腎炎, 膀胱炎, 尿路系炎症 |
含有方剤 | |
帰経 | |
性 | |
味 | |
神農本草経 | |
中医分類 | |
薬能 | |
薬徴 | |
備考 | 第十八改正日本薬局方収載品. Arctostaphylos uva-ursi クマコケモモはヨーロッパ(アルプス),ノルウェー,アメリカ北部,カナダなどに産する.ウワウルシ葉は18世紀中頃からウィーン学派の医師らによって盛んに使われるようになり,19世紀に入ってから正式に各国の薬局方に収載され出した.日本では日局1(1886年)から現在まで『日本薬局方』に収載されている.ドイツではウワウルシの茶剤製剤や植物製剤が市販されている.これらの製剤は酸性尿を起こす薬剤と一緒に投与してはならない. 外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp |
参考文献 | 選品 Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998. 主要成分 C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 87-88. C2) 生薬学概論, p. 251. C3) Herbal Drugs and Phytopharmaceuticals (N. G. Bisset ed.), pp. 510-512. |